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恥ずかしさに顔を赤らめた、フリティラリア・インペリアリス

 

ひときわ派手な球根植物、フリティラリア・インペリアリス。大きな黄色ないし赤色の花はこの球根植物の茎に吊り下げられた鈴のリースのように見えます。しかし、フリティラリア・インペリアリスの花がぶら下がっているのはそれなりの理由があります。言い伝えによればキリストが受難の地、ゴルゴタの丘に向った時、すべての花がキリストに対して尊敬の気持ちをこめて頭を下げました。ただし、フリティラリア・インペリアリスだけは違いました。この花は誇らしげに(そして、ちょっぴり傲慢そうに)背筋をピンと伸ばしたままでした。しかし、キリストがフリティラリア・インペリアリスに目を向けると、恥かしさで顔を真っ赤に染めました。そして、畏れ入ってその頭を下げたのです。フリティラリア・インペリアリスの花の基部に現れるキラキラした花蜜のしずくは、以来フリティラリア・インペリアリスが流す涙だと言われています。これらの涙は「マリアの涙」と呼ばれています。とても大きいので、ちょっと手で触れただけで、花から落ちてしまします。